はじめに
筋トレに取り組んでいると、ついつい多く回数を重ねることに意識がいってしまいます。
回数をこなすことで、筋肉が付くと思っている方は多いと思います。しかし回数を重ねるだけでは、充分に筋肉に効かせることはできないのです。
筋トレの本来の目的は筋肉に効かせることであるため、回数はそれほど重要ではないといえます。ですから少ない回数で、肉体を限界まで追い込む意識が重要といるでしょう
少ない回数で限界まで効かすことで、トレーニング時間の短縮にもなり、無駄な努力を省けるのです。
是非とも効率よく筋肉に効かせるテクニックを覚え、トレーニングの効果を飛躍させて下さい。
ゆっくり行うことで通常の倍の効果が得られる
トレーニングで回数を重ねることに意識が向いていると、1回の動作を早く行ってしまいます。
そのため身体を持ち上げる時だけ力を込め、戻す際に力を抜いてしまうのです。ですから力を発揮した分の効果は得られますが、抜いた分は筋肉に効いていないといえます。
例として「プッシュアップ」の場合、身体を持ち上げる際に力を発揮しますが、下ろす場合は重力に任せてしまうのです。そのため持ち上げた際の効果だけが体に現れ、下ろす動作は意味のないものになるのです。
つまり身体を戻す際に、力を抜かずにゆっくり動作する意識が重要といえます。そうすることで体を持ち上げた分と、戻る動作の両方で筋肉を刺激できるため、通常の倍の効果を得られるといえるのです。
この方法を実践することで、筋肉に過度な負荷を与えられるため、トレーニング後の筋肉の張りが通常と大きく異なってきます。また翌日に自身の体を鏡でチェックした際にも、以前とは違う筋肉の張りに驚くことになるのです。
実際にゆっくり行う動作を取り入れると、通常の倍程の疲労を感じるため、普段と比較して回数をこなせなくなります。ですが少ない回数であっても、普段よりも効果的に筋肉に負荷を掛けられるため、気にする必要はないといえるでしょう。
ゆっくり行う動作は「プッシュアップ」以外にも、「スクワット」や「レッグレイズ」、「カーフレイズ」など、様々な種目に応用できます。そのため身体の各部位を満遍なく鍛えられるため、全身をバランスよく強化できるといえるのです。
是非ともトレーニング中は、身体を戻す際にゆっくりした動作を心掛けて下さい。そうすることで回数は伸びませんが、体に目に見えた変化が現れ、以前との違いに驚くことでしょう。
同じ負荷でも筋肥大の効果があり体重が増える
自重トレーニングだけ行っている方でも、体を大きくしたい人は大勢居ると思います。
ですが回数を重ねるだけでは、非常に効率が悪いといえるのです。何故なら回数を多くこなしても、細かい技術を使わない場合、筋肉に十分に負荷を与えられないからです。ですからトレーニング中にゆっくりした動作を取り入れることで、筋肉を効率よく追い込む必要があるといえます。
一般的には重量を増やすことで、筋肥大への効果が高まると言われています。ですがゆっくりした動作を取り入れた場合、重量を変えなくても筋肥大に効果的といえるのです。何故なら戻す際に体から力を抜かず、重力に抗うことで、終始筋肉に負荷を掛けられるからといえます。
その他にも、ゆっくりした動作に加えて、下げた際に一時静止する技術も覚えておくといいでしょう。
下げた際に数秒間静止することで、筋肉に負荷を掛けることができるのです。
例として「プッシュアップ」の場合、体を下げた際に、床すれすれの状態で1秒から2秒ほど体勢をキープします。そうすることで静止した分の負荷も体に加わるため、更に効果的に筋肉に効かせられるのです。
自重トレの場合、ウェイトトレーニングと比較すると、筋肥大に限界があるのは事実といえます。ですがゆっくり行う動作と、一時静止するテクニックを取り入れることで、自重トレの限界に到達できるといえるでしょう。
是非とも自重トレーニングで限界まで筋肥大させたい方は、ゆっくりした動作と一時静止するテクニックを習得してみて下さい。そうすることで同じ負荷のままでも、限界まで筋肉に効かせられるため、筋肥大への効果が飛躍するでしょう。
基礎代謝が上がればダイエット効果で痩せられる
痩せたい場合、最も効率が良いのは基礎代謝を上げることになります。
基礎代謝とは人間が生きる上で最低限必要なエネルギーのことで、何もしていない状態でも消耗しているのです。そのため基礎代謝が上がれば、勝手に体が消費してくれるエネルギーが増えるため、食べ過ぎても太りにくくなるのです。
基礎代謝を上げる場合、筋肉量を増やす必要があるといえます。そのため筋肥大に欠かせない、ゆっくりした動作と一時静止するテクニックが効果的といえるのです。
筋肉量が増えることで基礎代謝が上がった場合、簡単には太らない体質になります。そのため無駄な脂肪が付きにくいため、見栄えの良い体付きになれるでしょう。
ですが筋肉は定期的に負荷を与えないと衰えるため、トレーニングを習慣にする必要があります。その際に大きな部位である「脚」や「背中」、「胸」を主に鍛える事が重要といえるのです。
ですから「スクワット」や「ブリッジ」、「プッシュアップ」を中心に行うといいでしょう。
整った体型を維持するためにも、上記の3つの種目を忘れずに行って下さい。
ダイエット目的の方は、まずは基礎代謝を上げるために、筋肉を付けることから始めて下さい。その際にゆっくりした動作と、一時静止する技術を取り入れることで、太りにくい体質が手に入るでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
普段筋トレに取り組んでいると、ついつい回数を重ねることに意識がいってしまいがちです。ですが筋肥大や筋力アップが目的の場合、こなした回数は重要とはいえないのです。
そのためトレーニングの際に、ゆっくりした動作を意識する必要があるといえます。そうすることで効率よく筋肉に効かせられるため、筋力アップに繋がり筋肥大にも効果的といえるでしょう。
ゆっくりした動作に加えて、一時静止する技術も覚えておくといいでしょう。
両立することで更に効率よく筋肉に効かせられるため、より質の高いトレーニングが出来るといえます。
痩せたい方の場合も、このやり方を実践することで効率良く基礎代謝が上がり、太りにくい体質になれるでしょう。
筋力アップや筋肥大への効果を高めたい方は、是非ともゆっくりした動作と一時制する技術を習得して下さい。