はじめに
筋トレを日課にしている方で「ブリッジ」を、メニューに取り入れている方は多いと思います。
ブリッジは人間が動作する上に欠かせない「脊柱起立筋」を鍛えられるため、身体機能の向上に最適といえるのです。
その際に自重トレーニングを追及している人であれば、立った状態から後方に倒れ、元の体勢に戻る「スタンド・トゥ・スタンド・ブリッジ」を目指すと思います。
そのため「スタンド・トゥ・スタンド・ブリッジ」で要求される、優れた柔軟性を身に付けるためにも「ウォールウォーキング・ブリッジ」を習得するべきといえます。
しかし「ウォールウォーキング・ブリッジ」は難易度が高い種目であるため、始めて行う方の場合、スムーズに壁を下りられる人は非常に少ないのです。
この記事では「ウォールウォーキング・ブリッジ」の壁を最後まで下りる方法と、脊柱起立筋への影響についてまとめています。
「ウォールウォーキング・ブリッジ」で、壁を下りるのが苦手な方は、是非とも最後まで読みトレーニングに役立てて下さい。
歩幅を狭くする効果で安全に壁を下りられる
初めて「ウォールウォーキング・ブリッジ」を行う方の場合、手に体重を預ける瞬間が最も恐怖を感じるでしょう。
実際に身体を後方に反らすことで、筋力を発揮しにくい状態になるため、体に力を込められないのです。そのため体を落下させないために、終始壁に手を付くことで、体重を支え続ける必要があります。
ですが初心者の場合、体重を預けた際に手を踏み外したり、滑らせたりする恐怖心が常に付きまとうのです。
ですから初めての方の場合、壁を伝う際の歩幅を狭くすることで、少しずつ壁を下りることをお勧めします。そうすることで、一歩一歩確実に体重を預けられるため、手を滑らせる心配もなく、恐怖心も和らぐのです。
歩幅を狭くして壁を下りた場合、スムーズに降りた方と比べて時間を必要とします。そのためトレーニング時間が長くなるため、時間的な効率は悪くなるでしょう。
しかし身体を後方に反らすことに慣れてきた場合、壁に体重を預ける事が恐怖ではなくなるのです。そのため体重を重力に任せる感覚に変化することで、最後までスムーズに壁を下りきることができるのです。
初心者の頃に急いで壁を下りようとした場合、柔軟性に欠けるため、体を痛めたり、落下して怪我をしたりする危険性が高まります。そのため初めのうちは、無理にペースを上げようとせずに、ゆっくりした動作で安全第一に行うといいでしょう。
「ウォールウォーキング・ブリッジ」で、手に体重を預けることが怖い方は、是非とも歩幅を狭くして行うことで、恐怖心を払拭して下さい。
ゆっくりした動作でも柔軟性は増している
上記で説明した歩幅を狭めるやり方の場合、背中に強い負荷が加わらないため、柔軟性の進歩に不安を抱く方も居ると思います。
ですが歩幅を狭くした場合でも、終始背中に負荷が加わっているため、脊柱起立筋は収縮し続けているのです。そのため同じペースで行っていれば、自然と柔軟性が高まるため、早さを意識しなくても勝手にペースが上がるといえます。
実際に20代から30代の若い方の場合、柔軟性が高まるスピードが速いため、歩幅を狭めるのは初めの頃だけになるでしょう。そのためスピードを意識せずとも、早い段階で床まで辿り着けるといえます。
「ウォールウォーキング・ブリッジ」は後方に倒れる種目であるため、非常に危険性が高いです。そのため柔軟性に自信がない際に、無理にペースを上げるのは、怪我のリスクだけを上げることになります。
安全に配慮し、確実に柔軟性を高めるためにも、初めのうちは早さを求めずに、狭い歩幅を意識するべきなのです。
ゆっくりした動作でも、脊柱筋は常に収縮しているため、意識せずとも次第にペースが増すことを、是非とも覚えておいて下さい。
まとめ
いかがだったでしょうか。
「ウォールウォーキング・ブリッジ」に挑戦した場合、ほとんどの方はスムーズに壁を下りれないのです。ですが壁を伝う際に歩幅を狭めることで、確実に体重を預けられるため、手を滑らせたり、踏み外したりする恐怖心を払拭できるのです。
また歩幅を狭くすることで、背中に強い負荷が加わらない場合でも、脊柱起立筋は常に収縮しているといえます。そのため早さを意識せずとも、柔軟性が高まることで、勝手にペースが上がるでしょう。
「ウォールウォーキング・ブリッジ」で、スムーズに下りれない方は、是非とも歩幅を狭くすることで、無理なく柔軟性を高め、怪我のリスクを回避して下さい。